蜜柑の過ちは日月の食の如し

サラリーマンイラストレーターが思ったことを思ったように綴ります。ほぼ日記です。

日本人のメタルに対する先入観の話

ごきげんよう、みかんです。 今日は日本人の大半が"メタル"という音楽のジャンルに抱いている偏見的なイメージに対してひとつ話をしようと思う。

これを見ている貴方がメタルと聞いて真っ先に思い浮かべるのは一体どんなものだろうか。 勿論文脈の通り音楽のジャンルの話だ。 ここで鉄を思い浮かべたりしたそこのお前は今すぐブラウザバックボタンを押した後に病院へ行け。

それはさておきあなたが思い浮かべたのは

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こんなやつだろうか

はたまた

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こんなのだろうか

実はこのどちらもメタルというジャンルには極稀にしか登場しないタイプのキャラクター。 何故かこの国にはメタルというと一概にこんな感じの荒くれ者だったりを連想する人が多い。 どちらかというとこの手の奴らはハードパンクなるジャンルの音楽に多い。

自分は結構メタルというジャンルが好きで聴いたり弾いたりするのだけれど、あまりにもこの辺りを勘違いしているがためにメタルを誤解している人が多くて悲しくなってしまう。

ここでひとまずメタルと聞いて浮かぶイメージの画像を差し替えるために1枚投げておく。

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どうだろう、荒くれ者のモヒカンからヒゲとロン毛のおっさんのイメージにすり替える事に成功できただろうか。

そう、海外のメタルバンドの多くは大体こんな感じにハーレーダビッドソンウイスキーと女があればそれで最高といったようなビジュアルのヒゲとロン毛のオッサンで構成されている。

なるほどね、メタルって乱暴な人たちの奏でる乱暴な音楽ってわけでも無さそうだね。 でもやっぱりちょっとこわいよ、そう思う人はおそらく少なくないだろう。

そこでもうひと押し。 こちらを読んでほしい。

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これはとあるパワーメタルバンドの歌詞を和訳したもを抜粋させてもらったものである。 一人称がオレであったりするために少し強めな印象を受けるかもしれないが、それを鑑みても中々に歌詞が女々しい。 会いたくて震えていたりするやつと大差ない、むしろ告白もしねえし付き合いもしねえ、触れさえもしねえからそれ以上だ。 おそらく恋に悩めるそこのお前の魂を揺さぶるには十分すぎるピュアさだろう。

そう、メタルは色々あるけれど 案外豪快なメロディーラインの上にはこんなにも甘ったるい歌詞が乗っていたりするのだ。

ここまで読んでどうだろう、少しだけ興味が湧いてきたかも、といった人が一人でもいたら嬉しい。

つまりだ、ここで伝えたいことは1つ。 メタルもオルタナティブだとかビジュアルだとか、ポップスだとか何だとかと同じようにひとつの音楽の住み分けだと思って聴いてみてほしい。 案外かっこいいかも、とか いい歌詞だなあ、と思う一曲がそこにあるかもしれない。 個人的には結構前向きになれたり、共感できる内容の曲があったりする。

何事もはじめから否定して拒絶してしまうのはあまりにも勿体ない。 ぜひ直に感じてみてからジャッジを下してほしい。

もちろん、実際に触れて見た結果合わなかったな〜というのも全然仕方のないことなのでOK。 これを見てくれたあなたが少しでもメタルという音楽に興味を持ってくれたら嬉しい。